最終更新日:2026年10月24日執筆:山本 大輔(カジノオンラインジャパン編集部)当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。本記事の計算・検証内容は広告の有無に影響されません。

結論:1326法は勝つたびに1→3→2→6単位と賭け、負けたら1に戻るポジティブ型の攻略法。1セットの最大損失は2単位ですが、4連勝できるのは約5.6%で、ハウスエッジ(ヨーロピアンルーレットで2.70%)は変わりません

項目 内容
別名 バーネット法(1-3-2-6法)
タイプ 勝ったら賭け金を上げる(ポジティブ・プログレッション)
向いている賭け 配当2倍の賭け(ルーレットの赤黒・偶数奇数、バカラ)
1セットの損益 −2・−1・0・+2・+12単位の5通り
4連勝(+12単位)の確率 約5.60%(約17.9セットに1回)
1セットの期待値 約−0.098単位(賭け額の−2.70%)
同じ条件の1万回シミュレーション +20単位到達43.6%/平均で賭け額の約2.7%を失う

1326法は、勝つたびに賭け金を1・3・2・6単位の順に変え、負けたら最初に戻る「損失を抑える」とされるベット法です。本記事では、手順と1サイクルの損益、4連勝できる確率、必要資金の目安を計算で検証し、ハウスエッジがある以上は長期的に利益を生まない理由を解説します。

目次

  1. 1326法とは?最初に結論
  2. 1326法の基本ルール
  3. 1326法のやり方:5ステップ
  4. 1326法の勝率をシミュレーションで検証
  5. 必要資金はいくら?
  6. 1326法の派生形:1324法など
  7. ゲーム選びで変わるのはハウスエッジだけ
  8. 1326法でよくある失敗
  9. のめり込みを感じたら
  10. 1326法とほかの攻略法の比較
  11. 実例:単位¥1,000で10セットを記録した場合
  12. 表計算ソフトで自分でシミュレーションする方法
  13. 損切り・利確ルールの決め方
  14. 1326法が向いている人・向いていない人
  15. 「1・3・2・6」という数列の設計意図:なぜ3の次が2なのか
  16. 1セットの結果を確率で分解する:ルーレットの種類別
  17. 期待値が変わらない理由:賭け方で変わるのは「足し算の中身」だけ
  18. 分散と標準偏差で見る1326法:「ばらつき」の正体
  19. 配当が1倍ちょうどでない賭けに使うと何が起きるか
  20. 時間あたりの期待損失を計算する
  21. テーブルリミット・チップの単位と1326法
  22. 「流れ」を信じたくなる心理:ギャンブラーの誤謬と1326法
  23. 4回目の6単位をめぐる判断:「途中でやめる」改変は得か
  24. 「必勝法」をうたう情報の見分け方
  25. 1326法を理解するための用語集
  26. 「1326法」という名前の由来と、確かめられないこと
  27. 状態遷移で見る1326法:賭け金の約4割は「2回目の3単位」
  28. 1326法は「平均約2単位賭け」:フラットベットとの比較
  29. 初めて4連勝するまで何セットかかるか:待ち時間の確率
  30. 記録から何がわかるか:必要なサンプル数の計算
  31. 目標額に先に届く確率:資金と目標の比率で上限が決まる
  32. 単位を途中で変えるルールは何を変えるのか
  33. お金を賭けずに1326法の確率を体験する方法
  34. 家族や身近な人が攻略法にのめり込んでいるとき
  35. ケリー基準から見た1326法:期待値がマイナスなら「最適な賭け金」はゼロ
  36. どんな「やめ方」でも期待値は動かない:任意停止定理という数学の結論
  37. 行動経済学で読む1326法:ハウスマネー効果・損失回避・ニアミス
  38. プログラムで1326法を100万セット試す方法(Pythonの例)
  39. 結果の独立性:乱数(RNG)と物理的なホイールに共通する前提
  40. 株・FX・暗号資産に1326法を「応用」する話をどう考えるか
  41. 攻略法の情報をSNSで共有・拡散する前に知っておきたいこと
  42. 理解度を確かめるセルフテスト:1326法の数字を説明できるか
  43. あわせて読みたい攻略法・ルール
  44. まとめ
  45. 日本からの利用について
  46. よくある質問

1326法とは?最初に結論

1326法(イチサンニーロク法)は、配当2倍のゲームで使われるベッティングシステムです。英語圏の呼び方から「バーネット法」「1-3-2-6法」とも呼ばれます。勝つたびに「1→3→2→6」の順で賭け金を変え、負けたら1に戻ります。連勝したときだけ利益を伸ばし、負けたときの損失は小さく抑える、という設計です。

ただし、本記事のシミュレーションで示すとおり、1326法でゲームの期待値(ハウスエッジ)は1円も変わりません。変わるのは損益の「出方」だけです。この前提を押さえたうえで、仕組みと数字を見ていきます。

  • 対象:ルーレットの赤黒・偶数奇数、バカラのプレイヤー/バンカーなど配当約2倍の賭け
  • サイクル:最大4ゲームで1セット
  • 1セットの最大利益:12単位(4連勝時)
  • 1セットの最大損失:2単位
  • 期待値:ゲーム本来のハウスエッジと同じ(ヨーロピアンルーレットなら−2.70%)

プロのヒント:攻略法の良し悪しは「勝率」ではなく、「1単位あたりの期待損益」と「損益のばらつき(標準偏差)」で比べます。この2つを見れば、宣伝文句に惑わされずに済みます。

1326法の基本ルール

賭け金の数列「1・3・2・6」

最初に「1単位」の金額を決めます。たとえば1単位を¥1,000とした場合、賭け金の推移は次のとおりです。

ステップ 単位 1単位¥1,000の場合 勝った場合 負けた場合
1ゲーム目 1 ¥1,000 2ゲーム目へ 1ゲーム目に戻る
2ゲーム目 3 ¥3,000 3ゲーム目へ 1ゲーム目に戻る
3ゲーム目 2 ¥2,000 4ゲーム目へ 1ゲーム目に戻る
4ゲーム目 6 ¥6,000 セット終了→1に戻る 1ゲーム目に戻る

なぜ「3の次に2」なのか

2ゲーム目の3単位は、1ゲーム目の利益(1単位)に新たに2単位を足した額です。3ゲーム目で2単位に下げるのは、それまでの利益を確保するためです。2連勝した時点の利益は4単位(1+3)です。3ゲーム目の2単位で負けても、手元には+2単位が残ります。

  • 2連勝後に3ゲーム目で負け:+1+3−2=+2単位
  • 3連勝後に4ゲーム目で負け:+1+3+2−6=±0単位
  • 4連勝:+1+3+2+6=+12単位

つまり2連勝さえすれば、そのセットで損をすることはありません。損失が出るのは「1ゲーム目で負け」と「1勝したあと2ゲーム目で負け」の2パターンだけです。

1326法のやり方:5ステップ

実際に手順を追うときは、次の順番で進めます。紙とペン、またはスプレッドシートで記録しながら試すのが確実です。

1326法のルールの手順
1326法の5つの手順(当サイト作成)
  1. 1単位の金額を決める:総資金の1/30〜1/50が目安です(根拠は後述の必要資金セクション)。
  2. 配当2倍の賭けを1つ選ぶ:セット中は赤なら赤、バンカーならバンカーと固定すると記録が楽です。
  3. 1単位から賭ける:勝敗を記録表に書きます。
  4. 勝ったら数列を1つ進め、負けたら1に戻す:例外は作りません。
  5. 4連勝したらセット終了:利益を別枠に移し、次のセットを1単位から始めます。
記録表の例 ゲーム 賭け金 結果 セット損益
セット1 1 ¥1,000 勝ち +¥1,000
セット1 2 ¥3,000 負け −¥2,000
セット2 1 ¥1,000 負け −¥1,000
セット3 1 ¥1,000 勝ち +¥1,000
セット3 2 ¥3,000 勝ち +¥4,000
セット3 3 ¥2,000 負け +¥2,000

この3セットの合計は−¥2,000−¥1,000+¥2,000=−¥1,000です。1326法では、このように「小さな負けが続き、たまに大きく勝つ」形になります。

プロのヒント:記録は「ゲーム単位」ではなく「セット単位」でまとめましょう。1326法の損益は5パターン(−1・−2・+2・0・+12)しかありません。セットごとに集計すると、理論値とのズレがひと目で分かります。

1326法の勝率をシミュレーションで検証

前提条件

ここではヨーロピアンルーレット(ポケット37個、0が1つ)の赤黒賭けを例にします。1ゲームの勝率は18/37≒48.65%、負ける確率は19/37≒51.35%です。比較用に、勝率ちょうど50%の「公平なコイン投げ」も並べます。

  • 勝率 p=18/37≒0.4865
  • 敗率 q=19/37≒0.5135
  • 各ゲームは独立(前の結果は次の結果に影響しない)

1セットの5つの結末と確率

結末 損益(単位) 確率(ルーレット) 確率(コイン50%) 総賭け額(単位)
1ゲーム目で負け −1 51.35% 50.00% 1
1勝→2ゲーム目で負け −2 24.98% 25.00% 4
2連勝→3ゲーム目で負け +2 12.15% 12.50% 6
3連勝→4ゲーム目で負け 0 5.91% 6.25% 12
4連勝 +12 5.60% 6.25% 12
1326法の1セットの結末ごとの確率
1セットの結末は5通り。4連勝は約5.6%しかありません(当サイト作成)

注目すべきは、セットの約76%が損失で終わる点です(51.35%+24.98%)。1326法は「勝率が高い手法」ではありません。損失の頻度は高いものの1回あたりの額は小さく、ごく稀な4連勝で取り返す構造です。

期待値の計算

各結末の「損益×確率」を合計すると、1セットあたりの期待損益が出ます。

  • ルーレット:(−1×0.5135)+(−2×0.2498)+(2×0.1215)+(0×0.0591)+(12×0.0560)≒−0.098単位
  • コイン50%:(−1×0.5)+(−2×0.25)+(2×0.125)+0+(12×0.0625)=0単位

ルーレットの1セットあたりの平均総賭け額は約3.62単位です。−0.098÷3.62≒−2.70%となり、ヨーロピアンルーレットのハウスエッジ1/37とぴったり一致します。勝率50%なら期待値はゼロで、それ以上にはなりません。これが「システムは期待値を変えない」ことの具体的な証明です。

指標 ルーレット(欧州) コイン50%
1セットの期待損益 −0.098単位 0単位
1セットの平均賭け額 約3.62単位 約3.75単位
賭け額に対する期待値 −2.70% 0%
4連勝の頻度 約17.9セットに1回 16セットに1回

100セット回したらどうなるか

1セットの損益の標準偏差は約3.17単位です。100セットを独立に繰り返すと、合計損益の平均は約−9.8単位、標準偏差は約31.7単位になります(3.17×√100)。

1326法でルーレットを60回プレイしたときの資金の推移の例
60回プレイしたときの資金の動きの一例(当サイト作成)
セット数 平均損益(単位) 標準偏差(単位) 1単位¥1,000での平均損益
10 約−1.0 約10.0 約−¥980
100 約−9.8 約31.7 約−¥9,800
1,000 約−97.9 約100.3 約−¥97,900

正規分布で近似すると、100セット後にプラスで終わっている確率はおよそ38%です(実際の分布は右に歪むため、あくまで概算です)。セット数を増やすほど標準偏差に対する平均損失の比率が大きくなり、プラスで終わる確率は下がっていきます。

プロのヒント:短期で「勝てた」という体験談の多くは、上の表のばらつきの範囲内に収まります。10セット程度なら±10単位の振れは普通に起こるため、手法の優秀さを示す証拠にはなりません。

必要資金はいくら?

連敗パターンから逆算する

1セットの最大損失は2単位なので、マーチンゲール法のように賭け金が倍々に膨らむことはありません。ただし、損失で終わるセットが連続する確率は決して低くありません。

損失セットの連続回数 発生確率(ルーレット) 最大損失(単位) 1単位¥1,000での最大損失
3回連続 約44.5% 6 ¥6,000
5回連続 約25.9% 10 ¥10,000
10回連続 約6.7% 20 ¥20,000

上の確率は「ある時点から数えて、その回数だけ続けて損失セットになる確率」です。長時間続ければ、どこかで10連続が起こる可能性はさらに高くなります。

単位額の目安

  • 最低ライン:総資金=1単位×30(10連続損失セット×最大2単位+余裕分)
  • 推奨ライン:総資金=1単位×50(長めのセッションでも資金が尽きにくい)
  • 4ゲーム目の賭け金:1単位×6。テーブルの上限額がこれを下回ると数列が成立しない
総資金 1単位(÷50) 4ゲーム目の賭け金 4連勝時の利益
¥50,000 ¥1,000 ¥6,000 ¥12,000
¥100,000 ¥2,000 ¥12,000 ¥24,000
¥250,000 ¥5,000 ¥30,000 ¥60,000

資金を増やしても期待値の割合(−2.70%)は変わりません。資金量が影響するのは「途中で資金が尽きる確率」だけです。

1326法の派生形:1324法など

4ゲーム目で負けると±0になる点を嫌って、最後を6単位ではなく4単位にする「1324法」もよく知られています。

結末 1326法 1324法
3連勝→4ゲーム目で負け ±0単位 +2単位
4連勝 +12単位 +10単位
セットの最大損失 2単位 2単位
賭け額に対する期待値 ハウスエッジと同じ ハウスエッジと同じ

1324法は4ゲーム目の損失リスクを減らす代わりに、4連勝時の利益を削ります。どちらを選んでも、賭け額に対する期待値はゲーム本来のハウスエッジから動きません。

ゲーム選びで変わるのはハウスエッジだけ

1326法の期待値は、適用するゲームのハウスエッジそのものです。したがって、手法の改良よりもゲームの選び方のほうが結果に直結します。

  • ヨーロピアンルーレット(0が1つ):赤黒のハウスエッジ2.70%
  • アメリカンルーレット(0と00):ハウスエッジ約5.26%。同じ1326法でも期待損失は約2倍
  • バカラ:引き分けの扱いがあるため、引き分け時は数列を進めず据え置くルールを事前に決めておく

1326法でよくある失敗

損失後に単位を上げる

負けが続いたあとに「取り返そう」と単位額を上げると、1326法の利点である「損失の上限が小さい」性質が崩れます。実質的にマーチンゲール法に近づき、資金が尽きる確率が跳ね上がります。

「次は勝つ番」と考える

各ゲームは独立しています。5連続で黒が出たあとでも、次に赤が出る確率は18/37のままです。数列の位置を結果の「流れ」で変えてしまうと、記録も検証も意味を失います。

その他の典型的なミス

  • 4連勝の利益を次のセットに上乗せして賭ける(損失上限が12単位以上に膨らむ)
  • テーブル上限が6単位未満の卓で始める
  • 時間・損失の上限を決めずに続ける
  • ハウスエッジの高い賭け(アメリカンルーレットなど)に適用する

のめり込みを感じたら

攻略法を調べ続けている、損失を取り返す方法を探している――そう感じたら、早めに相談することをおすすめします。厚生労働省の依存症対策ポータルでは、相談先や支援の情報をまとめています。

  • 厚生労働省 依存症対策:izonsho.mhlw.go.jp
  • 相談窓口:各都道府県の精神保健福祉センター(全国共通の単一番号はありません。お住まいの都道府県のセンターをご確認ください)
  • 案内リーフレット:izonsho.mhlw.go.jp/pdf/leaf_gbl.pdf

1326法とほかの攻略法の比較

1326法は「負けたら1単位に戻る」ため、損失がふくらみにくい攻略法に分類されます。ただし、どの攻略法でもハウスエッジ(胴元の取り分)は変わりません。違うのは、損益の出方と1セットあたりの賭け総額です。

攻略法別のシミュレーション結果の比較
バーネット法(=1326法)とほかの攻略法の比較。どの方法でも賭けた額に対する平均損失はハウスエッジ前後です(当サイト作成)

同じ前提で7つの攻略法を1万回ずつ試した当サイトのシミュレーションでは、1326法(バーネット法)は目標の+20単位に届いた割合が43.6%でした。届く割合は方法によって大きく違いますが、平均すると賭けた額の約2.4〜3.4%(ハウスエッジ2.70%前後)を失う点はどれも同じです。詳しい比較はオンラインカジノ必勝法にまとめています。

攻略法 負けたとき 勝ったとき 1回の最大損失 損益の出方
1326法 1単位に戻る 1→3→2→6と進む 2単位(1セット) 小さな負けが多く、たまに+12単位
マーチンゲール法 賭け金を2倍にする 1単位に戻る 連敗数に応じて倍々に増える 小さな勝ちが多く、まれに大損
パーレー法 1単位に戻る 賭け金を2倍にする 1単位 連勝したときだけ大きく勝つ
ココモ法 直前2回の賭け金を合計する 1単位に戻る 連敗が続くと急に大きくなる 配当3倍のゲーム向け。損失の伸び方はマーチンゲール法より緩やか
フラットベット(定額) 変えない 変えない 1単位 ハウスエッジどおりに少しずつ減る

表からわかるとおり、1326法はパーレー法の「勝ったときに賭け金を上げる」発想に、上限(4ゲームで終了)を付けた形です。マーチンゲール法のように連敗で賭け金が急に増えることはありません。その代わり、まとまった利益は4連勝したときにしか出ません。

「賭け総額」で比べると違いが見える

期待損失は、だいたい「ハウスエッジ×賭け総額」で決まります。そのため、1セットで平均いくら賭けるかを知っておくと、攻略法どうしを公平に比べられます。勝率50%と仮定したときの1326法の平均賭け総額は、次のように計算できます。

  • 1ゲーム目で負ける(確率50%):賭け総額1単位
  • 2ゲーム目で負ける(25%):1+3=4単位
  • 3ゲーム目で負ける(12.5%):1+3+2=6単位
  • 4ゲーム目で負ける(6.25%):1+3+2+6=12単位
  • 4連勝(6.25%):12単位

加重平均すると、1セットの平均賭け総額は約3.75単位です。単位を¥1,000とした場合、ハウスエッジ2.70%のヨーロピアンルーレットなら、1セットあたりの期待損失は約¥101になります(¥3,750×2.70%)。実際の勝率は50%をわずかに下回るため、この数字はあくまで目安です。

プロのコツ:攻略法を比べるときは「勝てる確率」ではなく「1時間あたりの賭け総額」を見てください。1326法はフラットベットより賭け総額が大きくなりやすく、同じ時間遊ぶと期待損失もそのぶん増えます。

実例:単位¥1,000で10セットを記録した場合

机の上の計算だけでは実感がわきにくいので、10セット分の結果を2パターン用意しました。どちらも同じルール(単位¥1,000、4連勝か負けで1セット終了)で、違うのは4連勝が1回あるかどうかだけです。

パターンA:4連勝が1回あった10セット

セット 結果 損益(単位) 損益(円) 累計(円)
1 1ゲーム目で負け −1 −¥1,000 −¥1,000
2 3ゲーム目で負け +2 +¥2,000 +¥1,000
3 2ゲーム目で負け −2 −¥2,000 −¥1,000
4 1ゲーム目で負け −1 −¥1,000 −¥2,000
5 4連勝 +12 +¥12,000 +¥10,000
6 1ゲーム目で負け −1 −¥1,000 +¥9,000
7 4ゲーム目で負け 0 ¥0 +¥9,000
8 2ゲーム目で負け −2 −¥2,000 +¥7,000
9 1ゲーム目で負け −1 −¥1,000 +¥6,000
10 3ゲーム目で負け +2 +¥2,000 +¥8,000
4連勝が1回あった10セットの累計損益の推移
4連勝が1回あると、10セットの累計は+¥8,000(当サイト作成)

10セット中、勝ち越したセットは3回だけです。それでも最終的に+¥8,000になったのは、5セット目の4連勝(+¥12,000)があったからです。

パターンB:4連勝がなかった10セット

セット 結果 損益(円) 累計(円)
1 1ゲーム目で負け −¥1,000 −¥1,000
2 2ゲーム目で負け −¥2,000 −¥3,000
3 1ゲーム目で負け −¥1,000 −¥4,000
4 3ゲーム目で負け +¥2,000 −¥2,000
5 1ゲーム目で負け −¥1,000 −¥3,000
6 1ゲーム目で負け −¥1,000 −¥4,000
7 2ゲーム目で負け −¥2,000 −¥6,000
8 4ゲーム目で負け ¥0 −¥6,000
9 1ゲーム目で負け −¥1,000 −¥7,000
10 1ゲーム目で負け −¥1,000 −¥8,000
4連勝がなかった10セットの累計損益の推移
4連勝がなければ、10セットで累計−¥8,000(当サイト作成)

4連勝の確率は、勝率50%と仮定しても1セットあたり6.25%(16回に1回)です。10セット続けて4連勝が出ない確率は約52%あり、半分以上の確率でパターンBのような展開になります。1326法の損益は「4連勝がいつ来るか」でほぼ決まる、と覚えておきましょう。

プロのコツ:パターンAで「+¥8,000勝てた」と感じても、利益の大半は1回の4連勝によるものです。記録を見返すときは、合計額だけでなく「4連勝の回数」も数えてください。それが攻略法の実力ではなく、運のブレだとわかります。

表計算ソフトで自分でシミュレーションする方法

1326法の挙動は、ExcelやGoogleスプレッドシートで簡単に再現できます。お金を賭けずに数千セット分の結果を確認できるので、仕組みを理解する方法としてはこれが一番確実です。

手順:6ステップで作る

  1. A列に勝敗を作る:A2に=IF(RAND()<0.4865,1,0)と入力します(1=勝ち、0=負け)。0.4865はヨーロピアンルーレットで赤・黒に賭けたときの勝率18/37です。
  2. B列に段階(1〜4)を置く:B2に1と入力します。B3には「前のゲームで勝って段階が4未満なら+1、それ以外は1」という式を入れます。例:=IF(AND(A2=1,B2<4),B2+1,1)
  3. C列に賭け金を出す:=CHOOSE(B2,1,3,2,6)で、段階に応じた単位数が表示されます。
  4. D列に損益を出す:=IF(A2=1,C2,-C2)と入力します。
  5. E列に累計を出す:E2は=D2、E3は=E2+D3とします。
  6. 下までコピーする:1万行ほどコピーし、F9キー(再計算)を何度か押して、E列の最終値がどう変わるかを観察します。

再計算するたびに最終結果は変わります。それでも、行数を増やすほど、累計はハウスエッジ×賭け総額の方向へ少しずつ下がっていくはずです。これが「攻略法では期待値を変えられない」ことを示しています。

シミュレーションで確認すべき3つの数字

確認する数字 求め方 何がわかるか
最大ドローダウン 累計の最高値から、その後の最低値までの差 必要資金の現実的な目安
4連勝の発生回数 B列が4かつA列が1の行を数える(COUNTIFS) 利益がどれだけ偏っているか
賭け総額 C列の合計 期待損失の計算の土台

最大ドローダウンは、試行するたびに大きく変わります。何度か再計算して最も悪かった値を、資金計画の基準にするのが堅実です。

損切り・利確ルールの決め方

1326法は1セットの最大損失が2単位と小さいため、「まだ大丈夫」と感じたまま長く続けてしまいがちです。セット単位ではなく、1日の合計で上限を決めておくことが欠かせません。

数字で決めるルールの例

項目 単位¥500の場合 単位¥1,000の場合 考え方
1日の損失上限 ¥10,000(20単位) ¥20,000(20単位) 2単位の負けが10セット続いた額
1日の利益確定ライン ¥6,000(12単位) ¥12,000(12単位) 4連勝1回ぶんで終える
最大セット数 30セット 30セット 賭け総額が増えすぎないようにする
時間の上限 60分 60分 判断が鈍る前にやめる

上の数字は一例です。大切なのは、始める前に紙やメモアプリに書いておくことです。負けている最中に上限を考えると、ほぼ確実に甘くなります。

記録シートに残す項目

  • 日付・開始時刻・終了時刻
  • 単位額(途中で変えていないか)
  • セットごとの結末(1〜4ゲーム目のどこで負けたか、または4連勝か)
  • 1日の損益合計と、上限に達したかどうか
  • やめた理由(上限・時間・気分)

「やめた理由」の欄に「取り返したかった」「なんとなく続けた」が増えてきたら、ルールが機能していないサインです。その場合は、前半で紹介した相談先を早めに頼ってください。

プロのコツ:利益確定ラインを「4連勝1回」に置くと、達成したら即終了という明確な区切りになります。勝っている日に続けるほど、賭け総額が増えて期待損失も積み上がる点を忘れないでください。

1326法が向いている人・向いていない人

1326法は損益の振れ幅が比較的小さく、ルールも単純です。一方で、大きな利益を狙う方法ではありません。自分の目的と合っているかを、次の表で確認してください。

向いている人 向いていない人
賭け金の上下をルールで管理したい人 短時間で大きな利益を出したい人
1回の損失を小さく抑えたい人 負けを一気に取り返したい人
記録をつけて振り返るのが苦にならない人 ルールをその場の気分で変えてしまう人
遊ぶ金額と時間を最初に決められる人 「必勝法」を探している人

右の列にひとつでも当てはまるなら、どの攻略法を使っても結果は大きく変わりません。賭け金の管理よりも、遊ぶ金額と時間の管理を優先してください。

「1・3・2・6」という数列の設計意図:なぜ3の次が2なのか

1326法の数字の並びは、適当に決められたものではありません。各ステップで「テーブル上のチップをどう動かすか」を考えると、この数列のねらいが見えてきます。なお、1326法の考案者や発祥については確かな記録が見当たりません。この記事では由来には触れず、数列の構造だけを取り上げます。

テーブル上のチップの動きで考える

配当1倍(勝てば賭け金と同額が戻る)の賭けで、1単位から始めた場合のチップの動きは次のとおりです。

  • 1回目に勝つ:賭けた1単位と配当1単位で、テーブル上は2単位。手元から1単位を足して、次は3単位を賭ける。
  • 2回目に勝つ:テーブル上は6単位。ここから4単位を引き上げ、次は2単位だけを賭ける。
  • 3回目に勝つ:テーブル上は4単位。手元から2単位を足して、次は6単位を賭ける。
  • 4回目に勝つ:テーブル上は12単位。すべて引き上げてセット終了。

注目したいのは2回目の勝利後です。それまでの流れのまま賭け金を増やす(例えば6単位をそのまま残す)のではなく、あえて2単位に減らしています。この「減らす」動きが1326法の中心です。

2連勝した時点でマイナスがなくなる

2連勝した時点の累計は「+1+3=+4単位」です。3回目の賭け金は2単位なので、3回目に負けても累計は+2単位、勝てば+6単位になります。2連勝した時点で、そのセットはマイナスで終わらないことが決まります。4回目の6単位で負けても累計は「+1+3+2−6=0」で、損益はゼロです。

反対に、セットの中でいちばん弱いのは1回目に勝った直後です。累計+1単位の状態で3単位を賭けるので、ここで負けると−2単位になり、セットの最大損失が確定します。「最大損失は2単位」という1326法の売り文句は、この2回目の賭けで決まっています。

数列を変えるとどうなるか

3番目を2より大きくすると、2連勝後の「マイナスにならない保証」が崩れます。2回目を3より小さくすると、最大損失は小さくなりますが、4連勝したときの利益も小さくなります。数列を変えると、損失の上限・利益の上限・途中で損益ゼロになる地点の位置が入れ替わるだけです。後の章で示すとおり、どの数列を使っても賭け金に対するハウスエッジの割合は変わりません。数列が決めるのは「負け方・勝ち方の形」であって、「勝てるかどうか」ではありません。

1セットの結果を確率で分解する:ルーレットの種類別

1セットの結果は5通りしかありません。それぞれの発生確率を、賭けの勝率ごとに正確に計算してみます。ここでは、配当1倍の賭けで勝つ確率をp、負ける確率をq=1−pとします。

結果のパターン セット損益(単位) 発生確率の式
1回目で負け −1 q
1勝のあと2回目で負け −2 p×q
2連勝のあと3回目で負け +2 p²×q
3連勝のあと4回目で負け 0 p³×q
4連勝 +12 p⁴

3つの条件で比べる

理論上の50%(コイン投げ)、0が1つのルーレットの赤・黒(勝率18/37)、0と00があるルーレットの赤・黒(勝率18/38)の3条件で計算しました。数値は小数第2位を四捨五入しています。

結果 損益 勝率50% 勝率18/37 勝率18/38
1回目で負け −1 50.0% 51.4% 52.6%
2回目で負け −2 25.0% 25.0% 24.9%
3回目で負け +2 12.5% 12.2% 11.8%
4回目で負け 0 6.3% 5.9% 5.6%
4連勝 +12 6.3% 5.6% 5.0%

表から読み取れること

  • セットがマイナスで終わる確率は、勝率18/37で約76.3%、勝率18/38で約77.5%です。およそ4セットに3セットは負けで終わります。
  • プラスで終わる確率は、勝率18/37で約17.8%(+2単位が約12.2%、+12単位が約5.6%)です。
  • 4連勝の確率は、勝率18/37で約5.6%、つまり約18セットに1回です。勝率18/38では約5.0%、約20セットに1回まで下がります。
  • 勝率がわずか1〜2ポイント違うだけでも、4連勝の確率は「勝率の4乗」で効いてくるため、差が広がります。

1326法は「負けるセットが多く、たまに来る大勝ちで取り返す」構造です。負けの頻度が高いことを最初から知っておくと、実際に打ったときに「方法が間違っているのでは」と動揺しにくくなります。

期待値が変わらない理由:賭け方で変わるのは「足し算の中身」だけ

先ほどの表から、1セットあたりの期待値を計算できます。勝率18/37の場合は次のとおりです。

(−1×0.5135)+(−2×0.2498)+(+2×0.1215)+(0×0.0591)+(+12×0.0560)≒ −0.098単位

1セットあたり平均で約0.1単位を失う計算です。単位が¥1,000なら、1セットあたり約¥98の期待損失になります。

賭け金に対する割合で見ると、ハウスエッジと同じになる

1セットで平均いくら賭けるかも計算できます。1回目は必ず1単位、2回目は1回目に勝ったときだけ3単位、3回目は2連勝したときだけ2単位、4回目は3連勝したときだけ6単位を賭けます。

1+3×0.4865+2×0.2367+6×0.1151 ≒ 3.62単位

期待損失0.098単位を平均賭け金3.62単位で割ると約2.70%で、これは勝率18/37のルーレットで配当1倍の賭けをするときのハウスエッジ(1/37)と一致します。勝率18/38で同じ計算をすると、1セットの期待損失は約−0.185単位、平均賭け金は約3.51単位で、割合は約5.26%(1/19)になり、やはりその賭けのハウスエッジと同じです。

なぜこうなるのか

理由は単純です。セット全体の期待値は「1回ごとの賭けの期待値の合計」で、1回ごとの賭けの期待値は「その回の賭け金×(−ハウスエッジ)」です。1326法が決めているのは、各回にいくら賭けるかと、いつ賭けるのをやめるかだけです。どの回の賭けも、ハウスエッジ分だけ不利な賭けであることは変わりません。

不利な賭けをいくつ足し合わせても、合計は不利なままです。賭け金の大小やセットを区切る位置を工夫して変えられるのは、「どの金額の賭けが何回行われるか」という足し算の中身だけです。足し算の結果が平均でマイナスになることは変わりません。これは1326法に限らず、各回の勝率と配当が一定で、前の結果に左右されない賭けに対するあらゆる賭け金管理法に共通します。

勝率がちょうど50%なら期待値はゼロ

理論上の勝率50%(ハウスエッジなし)で計算すると、期待値は(−0.5)+(−0.5)+(+0.25)+0+(+0.75)=0になります。1326法が期待値を生み出すのであれば、この条件でプラスになるはずですが、ちょうどゼロです。1326法は期待値を「作る」ものではなく、もとの賭けの期待値を「そのまま運ぶ」ものだとわかります。

分散と標準偏差で見る1326法:「ばらつき」の正体

期待値が平均の話だとすれば、分散と標準偏差は「平均からどれくらい外れるか」の話です。1326法の体感を左右しているのは、期待値よりもむしろこのばらつきのほうです。

1セットあたりの標準偏差

勝率18/37の場合、1セットの損益の二乗の平均は次のとおりです。

1×0.5135+4×0.2498+4×0.1215+0×0.0591+144×0.0560 ≒ 10.06

ここから期待値の二乗(約0.0096)を引いた分散は約10.06、標準偏差は約3.17単位です。期待値(−0.098単位)と比べると、ばらつきは30倍以上あります。短期的には、期待値よりも運の要素がはるかに大きいということです。

ばらつきの大部分は「4連勝」から来ている

先ほどの二乗の平均の内訳を見ると、4連勝(+12単位)の寄与が約8.07で、全体の約8割を占めます。1326法のばらつきは、ほぼ「4連勝が来るか来ないか」で決まっています。4連勝を引いた日は大きく勝ち、引けなかった日はじわじわ負けるという、はっきり二極化した結果になりやすいのはこのためです。

セット数を増やすと何が起きるか(正規近似による概算)

各セットが独立だとすると、セット数をN倍にしたとき、期待値はN倍、標準偏差は√N倍になります。勝率18/37で概算すると次のようになります。

セット数 累計の期待値 累計の標準偏差 累計がプラスになる確率の目安
100セット 約−9.8単位 約31.7単位 約38%
1,000セット 約−97.9単位 約100.3単位 約16%

※正規分布で近似した概算です。実際の分布は+12単位の大勝ちに引っぱられて右に長く伸びた形なので、特にセット数が少ないときは誤差があります。目安として見てください。

100セット程度なら、まだ4割近くの確率で累計プラスの可能性があります。ところがセット数を増やすほど、期待値のマイナス(Nに比例して増える)が、ばらつき(√Nに比例して増える)を追い越していきます。「短期なら勝つこともある。長く続けるほど負けに収束していく」というのは、精神論ではなく、この計算の結果です。

配当が1倍ちょうどでない賭けに使うと何が起きるか

1326法は「勝てば賭け金と同額が戻る」配当1倍の賭けを前提にした方法です。配当がわずかに1倍を下回る賭けや、引き分け(プッシュ)がある賭けに使うと、数列の性質が変わります。ここではバカラを例に考えます。数値は8デッキの一般的なルールでよく使われる理論値(バンカー勝ち約45.9%、プレイヤー勝ち約44.6%、タイ約9.5%)をもとにした概算です。

引き分け(タイ)はステップを進めない

バンカーやプレイヤーに賭けているときにタイになると、賭け金は戻ってくるのが一般的です。1326法では、タイは「勝ちでも負けでもない」ので、同じステップの同じ金額をもう一度賭けるのが自然な扱いです。記録をつけるときは、タイを勝ちや負けとして数えないように注意してください。タイを含めると1セットあたりのゲーム数が増えるので、時間あたりの賭け回数を見積もるときにも影響します。

コミッションで「損益ゼロ」の地点が消える

バンカーに賭けて勝った場合、配当から5%のコミッションが差し引かれるルールでは、勝ったときの利益は賭け金の0.95倍になります。これを1326法に当てはめると、各パターンの損益は次のように変わります。

結果 配当1倍の場合 配当0.95倍の場合 単位¥1,000での損益
1回目で負け −1 −1 −¥1,000
2回目で負け −2 −2.05 −¥2,050
3回目で負け +2 +1.8 +¥1,800
4回目で負け 0 −0.3 −¥300
4連勝 +12 +11.4 +¥11,400

「3連勝のあと負けても損益ゼロ」という1326法の特徴が、コミッションのある賭けでは成り立たず、わずかなマイナスになります。最大損失も2単位をわずかに超えます。解説記事でよく見る「最大損失2単位」「最悪でもトントン」という説明は、配当1倍の賭けにしか当てはまりません。

期待値は結局どうなるか

タイを除いた決着ベースで、バンカーが勝つ確率を約50.7%として1セットの期待値を計算すると約−0.044単位、平均賭け金は約3.82単位で、割合は約1.16%です。これは、バンカー賭けのハウスエッジを「タイを除いた決着1回あたり」で表した値とほぼ同じです。ここでも1326法は期待値を変えておらず、もとの賭けの不利さがそのまま現れています。

プレイヤー賭けはコミッションがないため、損益の形は配当1倍の表と同じです。ただし決着ベースの勝率は約49.3%と50%を下回るため、やはり期待値はマイナスです。

実務上の注意:端数の扱い

コミッションがあると、払い戻しに端数が出ます。単位を¥1,000にすると、バンカーで勝つたびに¥950の利益になります。2回目に3単位(¥3,000)を賭けて勝てば利益は¥2,850です。次の賭け金を決めるときに「テーブル上のチップをそのまま使う」やり方をすると、端数のせいで数列どおりの金額にならないことがあります。賭け金は常に「単位×数列の数字」で、手元から改めて出すと決めておくと混乱しません。

時間あたりの期待損失を計算する

「1セットあたり約0.1単位の負け」と聞くと小さく感じますが、実際の遊び方では「1時間あたりいくら失う見込みか」で考えたほうが現実的です。

1セットあたりの賭け回数

1セットで賭ける回数の平均は、1回目の1回に、各ステップまで進む確率を足したものです。勝率18/37の場合は次のとおりです。

1+0.4865+0.2367+0.1151 ≒ 1.84回

1セットの期待損失(約0.098単位)をこれで割ると、1回の賭けあたりの期待損失は約0.053単位になります。勝率18/38では、1セットの賭け回数が約1.80回、1回あたりの期待損失は約0.102単位で、ほぼ倍になります。

1時間に何回賭けるかで変わる

1時間あたりの賭け回数は、テーブルの混み具合、ディーラーの進行の速さ、プレイヤーの人数、自分がスピンごとに毎回賭けるかどうかで大きく変わります。ここでは計算例として「1時間に40回賭ける」と仮定します。

条件(単位¥1,000、1時間40回と仮定) 1時間あたりの期待損失
勝率18/37のルーレットの赤・黒 約2.1単位(約¥2,100)
勝率18/38のルーレットの赤・黒 約4.1単位(約¥4,100)

回数を2倍にすれば期待損失も2倍、単位を¥5,000にすれば5倍になります。自分の条件に当てはめるときは、次の式を使ってください。

1時間あたりの期待損失 ≒ 1回あたりの期待損失(単位)×1時間の賭け回数×単位額

「遊ぶ費用」として捉え直す

この数字は、1326法を使って遊ぶときの、平均的な「時間あたりの利用料」と考えることができます。もちろん実際の結果は、標準偏差の章で見たとおり、この平均から大きく上下します。それでも、長い目で見たときにどれくらいの出費を見込んでおくべきかの目安になります。予算を決めるときは「いくら勝てるか」ではなく「この時間でいくら払う見込みか」から考えるほうが、現実とのズレが小さくなります。

テーブルリミット・チップの単位と1326法

1326法は賭け金の幅が1倍から6倍までに収まるため、賭け金が倍々に増えていく方法に比べると、テーブルの上限(最高ベット額)に引っかかることはほとんどありません。それでも、実際のテーブルで使うときに確認しておきたい点がいくつかあります。

最低ベット額が単位の下限になる

1回目の賭け金は1単位なので、単位額はテーブルの最低ベット額以上にする必要があります。最低ベット額が高いテーブルでは、必然的に単位も大きくなり、1セットの最大損失(2単位)や期待損失も比例して大きくなります。「数列は控えめだから大丈夫」と考えていても、テーブルの最低額によって実際の金額は大きく変わります。

最高ベット額は6単位を基準に確認する

4回目の賭け金は6単位です。6単位がテーブルの最高ベット額を超えないかは、座る前に確認しておきます。上限に引っかかる場合は、単位を小さくするか、別のテーブルを選びます。4回目だけ上限まで下げて賭けると、セットの損益の形が変わり、記録や検証がしにくくなります。

アウトサイドベットとインサイドベットの最低額

ルーレットでは、赤・黒のような配当1倍の賭け(アウトサイドベット)と、数字に直接賭ける賭け(インサイドベット)で最低ベット額が別に決められていることがあります。1326法で使うのは基本的に配当1倍の賭けなので、アウトサイドベットの条件を確認します。

チップの額面

使える単位は、チップの額面との組み合わせで決まります。1・3・2・6のどれもが、手持ちのチップでちょうど作れる金額にしておくと、テーブルでの計算ミスが減ります。コミッションのある賭けで端数が出る場合の扱いは、前の章で説明したとおりです。

2026年10月24日にライブカジノのロビーで確認したベット範囲

理屈だけでなく、実際のテーブルの上限・下限も見ておきましょう。2026年10月24日、日本のIPからベラジョンのロビー(ログイン前に誰でも見られる画面)を開き、ゲームのタイル右下の「…」から情報パネルを表示して、ベット範囲を確認しました。

テーブル(提供元) ベット範囲 確認した場所
ベラジョン・ライブ・ルーレット $0.10〜$5,000 ベラジョン
ライトニング・ルーレット $0.20〜$2,000 ベラジョン
プラグマティック・プレイ・スピード・ルーレット $0.50〜$2,000 ベラジョン

ベット範囲はロビーの情報パネルの表示(2026年10月24日確認)。賭け方ごとの最低額・最高額はテーブル内のルール画面で異なる場合があります。

ベラジョンのルーレット(ライブ・RNG)のロビー
ベラジョンのルーレットのロビー。ライブテーブルには直近の出目が表示されます(2026年10月24日、日本のIPから接続して撮影)
ベラジョン・ライブ・ルーレットのベット範囲 $0.10〜$5,000
「ベラジョン・ライブ・ルーレット」の情報パネル:ベット範囲$0.10〜$5,000、RTP(1日)130.9%・(7日)96.26%(2026年10月24日、日本のIPから接続して撮影)
ライトニング・ルーレットのベット範囲 $0.20〜$2,000
「ライトニング・ルーレット」の情報パネル:ベット範囲$0.20〜$2,000(ベラジョン、2026年10月24日、日本のIPから接続して撮影)
プラグマティック・プレイ・スピード・ルーレットのベット範囲 $0.50〜$2,000
「プラグマティック・プレイ・スピード・ルーレット」:ベット範囲$0.50〜$2,000、RTP(1日)102.66%・(7日)95.78%(ベラジョン、2026年10月24日、日本のIPから接続して撮影)

バカラのロビーも同じ作りで、タイルの上に直近の勝ち(B=バンカー、P=プレイヤー、T=タイ)が並び、情報パネルで直近のRTPやベット範囲を確認できます(ベット範囲が表示されないテーブルもあります)。

ベラジョンのバカラのロビー
ベラジョンのライブバカラのロビー。タイルの上に直近の勝ち(B・P・T)が並びます(2026年10月24日、日本のIPから接続して撮影)
ライブ・エクスプレス・スピード・バカラのRTP表示
「ライブ・エクスプレス・スピード・バカラ」の情報パネル:RTP(1日)100.24%・(7日)98.54%(ベラジョン、2026年10月24日、日本のIPから接続して撮影)

ロビーのパネルには直近1日・7日の実績RTPも出ています。同じ「ベラジョン・ライブ・ルーレット」でも1日では130.9%、7日では96.26%でした。1日単位の数字が100%を超えるのは、その日にプレイヤー側が勝ち越したというだけで、テーブルが有利になったわけではありません。1326法の結果が「4連勝が来たかどうか」で大きくぶれるのと同じで、短い期間の実績は理論値(ヨーロピアンルーレットで97.30%)から大きく離れます。1単位を$1にすると、4回目の6単位は$6。下限$0.50のテーブルでも1単位$0.50(6単位$3)までしか下げられません。

「流れ」を信じたくなる心理:ギャンブラーの誤謬と1326法

1326法は「連勝したら賭け金を増やす」方法です。この仕組みは、人間が持ちやすい「勝ちには流れがある」という感覚とよく噛み合います。噛み合うからこそ使いやすい反面、判断を誤らせる原因にもなります。

ギャンブラーの誤謬とホットハンドの錯覚

「黒が5回続いたから、次は赤が出やすい」と考えるのがギャンブラーの誤謬です。反対に「勝ちが続いているから、次も勝ちやすい」と考えるのは、ホットハンドの錯覚と呼ばれます。向きは正反対ですが、どちらも「独立した試行に、過去の結果が影響する」と思い込んでいる点は同じです。

1326法の数列は、連勝中に賭け金を増やす形になっているため、使っているうちに「連勝中は勝ちやすい」と感じやすくなります。しかし、セットの結果の表で見たとおり、3連勝したあとに4回目で勝つ確率は、1回目に勝つ確率と同じです。数列が連勝を「呼ぶ」わけではなく、連勝したときに多く賭けているだけです。

「惜しかった」と感じる結果の扱い

3連勝したあと4回目で負けると、損益はゼロです。ところが体感としては「12単位をもう少しで取れたのに」という強い惜しさが残ります。こうした「ニアミス」の感覚は、もう一度挑戦したい気持ちを強めることが知られています。損益ゼロのセットは、文字どおり何も得ていないし失ってもいない結果です。「惜しかったから次は取り返せる」という理屈は成り立ちません。

サンクコストと「あと1セット」

負けが続くと「ここまで負けたのだから、4連勝が来るまでやめられない」と考えがちです。しかし、すでに失った金額は、次のセットで4連勝する確率に何の影響も与えません。セット数を増やすほど期待損失は積み上がっていきます。やめどきを判断するときは「これまでいくら負けたか」ではなく、「最初に決めた損切りラインに届いたか」だけを基準にするのが確実です。

記憶の偏り

人は、+12単位を取った印象的なセットをよく覚えていて、−1単位で終わった多数のセットはすぐに忘れてしまいます。「1326法はよく勝てる」という感覚は、この記憶の偏りから生まれていることが少なくありません。感覚ではなく、全セットの記録で判断することが大切です。のめり込みを感じたときの相談先は、前の章「のめり込みを感じたら」で案内しています。

4回目の6単位をめぐる判断:「途中でやめる」改変は得か

1326法を使う人の間でよく話題になるのが、「3連勝した時点で+6単位あるのだから、4回目は賭けずにセットを終えたほうが得ではないか」という考え方です。この改変を数字で検証してみます。

3回目で打ち切る「132法」の場合

4回目を賭けずにセットを終える場合、結果のパターンは次の4通りになります。

結果 損益(単位) 確率(勝率18/37)
1回目で負け −1 約51.4%
2回目で負け −2 約25.0%
3回目で負け +2 約12.2%
3連勝で終了 +6 約11.5%

1セットの期待値は約−0.079単位で、元の1326法(約−0.098単位)より損失が小さくなります。ただし平均賭け金も約2.93単位に減っており、賭け金に対する割合は約2.70%で、元の方法とまったく同じです。

何が変わり、何が変わらないのか

  • 変わらないもの:賭け金に対する期待損失の割合(ハウスエッジ)。
  • 小さくなるもの:1セットあたりの期待損失の絶対額。賭ける総額が減っているためです。
  • 小さくなるもの:最大利益(+12単位から+6単位へ)と、セットの結果のばらつき。
  • 増えるもの:プラスで終わるセットの割合。3連勝が+6単位の確定利益になるからです。

「途中でやめる改変は得か」という問いへの答えは、「期待値の観点では得でも損でもない。賭ける量が減る分だけ、失う量も得る量も減る」です。同じ時間遊ぶ場合、賭ける総額が少ない方法のほうが期待損失の額は小さくなりますが、それは方法が優れているからではなく、単に賭けている量が少ないからです。

「その場の気分で決める」のがいちばん危ない

問題になりやすいのは、4回目を賭けるかどうかを、その場の気分で決めるやり方です。「今日は調子がいいから賭ける」「さっき4回目で負けたから今回はやめる」と判断を変えると、期待値は変わらないのに記録が意味をなさなくなり、自分の遊び方を振り返ることができなくなります。改変するなら、始める前に「4回目は賭けない」と決めて、最後まで同じルールで通すのが原則です。

「必勝法」をうたう情報の見分け方

1326法は、インターネット上で「必勝法」「勝率を上げる攻略法」として紹介されることが多い方法です。この記事の検証でわかるとおり、1326法はハウスエッジを消すことも、期待値をプラスにすることもできません。それでも誤解を招く紹介が繰り返されるのには、いくつかの典型的なパターンがあります。

よく見る誤解を招く表現

  • 「最大損失は2単位だけなので安全」:1セットの損失の上限は確かに小さいものの、負けで終わるセットは約4分の3を占めます。小さな損失が高い頻度で積み重なる点に触れていない説明は不十分です。また、コミッションのある賭けでは上限が2単位をわずかに超えることも、前の章で説明しました。
  • 「勝率○%」:何の勝率なのかが示されていないことがよくあります。1回の賭けの勝率なのか、セットがプラスで終わる割合なのか、損益ゼロを含めた「負けなかった割合」なのかで、数字はまったく違います。
  • 「実際にこれだけ勝った」という記録:たまたま4連勝が重なった期間だけを切り出せば、どんな方法でも「勝てた」記録は作れます。全期間の記録なのか、試行回数はどれくらいかが示されていなければ、判断材料になりません。
  • 「ハウスエッジの影響を抑えられる」:1326法で変わるのは賭け金の配分だけで、賭け金に対するハウスエッジの割合は変わりません。

オンラインカジノへの誘導に注意

攻略法の解説が、オンラインカジノへの登録や入金の誘導とセットになっている情報があります。

「攻略法で勝てる」「ボーナスで無料で遊べる」といった言葉で利用を勧める情報は、内容の正しさ以前に、それに従うこと自体が違法行為につながる可能性があることを覚えておいてください。

信頼できる説明かどうかを確かめるチェックポイント

  1. 期待値がマイナスであることを、はっきり書いているか。
  2. 「勝率」が何を指しているかを定義しているか。
  3. 負けで終わるセットの割合を示しているか。
  4. 計算の前提(賭けの勝率、配当、引き分けの扱い)を明示しているか。
  5. 日本国内でのオンラインカジノ利用が違法であることに触れているか。

これらを満たさない情報は、数字がもっともらしく見えても、判断の根拠にしないほうが安全です。

1326法を理解するための用語集

この記事や、ほかの解説で出てくる用語を整理しておきます。

単位(ユニット)
賭け金の基準額。1326法では、各回の賭け金を「単位×数列の数字」で決めます。単位を¥1,000にした場合、賭け金は¥1,000→¥3,000→¥2,000→¥6,000の順に変わります。
セット(サイクル)
1単位から始めて、負けるか4連勝するまでの一連の賭け。最短で1回、最長で4回の賭けで終わります。
配当1倍(イーブンマネー)
勝つと賭け金と同額の利益が得られる賭け。ルーレットの赤・黒、奇数・偶数などが代表例です。1326法はこの賭けを前提にしています。
ハウスエッジ
賭け金に対して、カジノ側が長期的に得る割合。ルーレットでは0や00のマスによって生まれます。賭け方を工夫しても、この割合は変わりません。
期待値
同じ賭けを非常に多く繰り返したときの、1回(または1セット)あたりの平均的な損益。1326法の1セットの期待値は、勝率18/37のルーレットで約−0.098単位です。
分散・標準偏差
結果が平均からどれくらいばらつくかを表す指標。1326法では、ばらつきの大部分を4連勝(+12単位)が生み出しています。
パーレー(逆マーチンゲール系)
勝ったときに賭け金を増やし、負けたときに基準額に戻す賭け方の総称。1326法はその一種で、2回目の勝利後に賭け金を減らして利益を確保する点に特徴があります。
プッシュ(引き分け)
勝ち負けがつかず、賭け金がそのまま戻る結果。バカラのバンカー・プレイヤー賭けでのタイなどが当てはまります。1326法では、ステップを進めずに同じ金額を賭け直すのが一般的です。
コミッション
勝ったときの配当から差し引かれる手数料。バカラのバンカー賭けで5%が差し引かれるルールでは、1326法の「損益ゼロ」の地点がわずかなマイナスになります。
損切り・利確
あらかじめ決めた損失額や利益額に達したら、その日の遊びをやめるルール。期待値は変えられませんが、1回の遊びで動く金額の幅をコントロールするために使います。
ギャンブラーの誤謬
独立した試行に、過去の結果が影響すると思い込むこと。「赤が続いたから次は黒」という考え方が典型例です。

「1326法」という名前の由来と、確かめられないこと

1326法は、英語圏では「1-3-2-6 System」などの名前で紹介されている賭け方です。名前は賭け金の並び(1単位→3単位→2単位→6単位)をそのまま読んだもので、数列以外の意味はありません。日本語でも「いちさんにーろく法」「1-3-2-6法」など表記が揺れますが、指している手順は同じです。

一方で、誰がいつ考案したのかは、信頼できる記録では確認できません。ネット上には特定の人物や時代を挙げる説明もありますが、出典をたどれないものがほとんどです。このページでは起源について断定しません。由来がはっきりしないことは、1326法の評価に影響しません。手順が明確に決まっているため、確率の計算だけで性質を調べられるからです。

注意したいのは、「歴史ある手法」「プロも使う」といった言い方が、数学的な裏付けの代わりに使われる場合があることです。古くから知られていても、ハウスエッジのあるゲームで期待値がマイナスになることは変わりません。以下では、由来や評判ではなく、計算で確かめられる点だけを扱います。

状態遷移で見る1326法:賭け金の約4割は「2回目の3単位」

1326法は、プレイヤーがいま数列の「何番目」にいるかで次の行動が決まります。この「何番目か」を状態と呼ぶと、1326法は4つの状態を行き来する単純な仕組みとして書けます。

1326法のステップ別に見た賭け金の割合
賭け金の約4割は2回目の3単位に集中します(当サイト作成)
  • 状態1:1単位を賭ける。勝てば状態2へ、負ければ状態1のまま(新しいセット)。
  • 状態2:3単位を賭ける。勝てば状態3へ、負ければ状態1へ戻る。
  • 状態3:2単位を賭ける。勝てば状態4へ、負ければ状態1へ戻る。
  • 状態4:6単位を賭ける。勝っても負けても状態1へ戻る(セット終了)。

どの状態でも「負けたら状態1へ戻る」点が共通で、先に進めるのは勝ったときだけです。そのため、長く続けると、賭けの大半は状態1の1単位になります。ヨーロピアンルーレットの赤黒(勝率18/37≒48.65%)で、各状態での賭けの回数と賭け金の割合を計算すると次のとおりです。

状態 賭け金 1セット中に到達する確率 全ベット回数に占める割合 全賭け金に占める割合
状態1 1単位 100% 約54.4% 約27.6%
状態2 3単位 約48.6% 約26.5% 約40.3%
状態3 2単位 約23.7% 約12.9% 約13.1%
状態4 6単位 約11.5% 約6.3% 約19.1%

この表から、二つのことがわかります。

一つ目は、最も多くのお金が動くのは2回目の3単位だという点です。6単位の4回目が目立ちますが、そこまで進むことが少ないため、賭け金全体に占める割合は約19%にとどまります。一方、2回目の3単位には約半分のセットで到達するので、賭け金全体の約4割を占めます。ハウスエッジによる期待損失は賭け金に比例するので、期待損失の約4割も2回目のベットから生じていることになります。

二つ目は、ベット回数の半分以上が1単位の賭けだという点です。体感では「ほとんど1単位しか賭けていない」と感じやすいのですが、金額で見ると1単位の賭けは全体の3割弱です。小さく賭けている時間が長いことと、小さく賭けている金額が多いことは別の話です。

この見方は、記録を振り返るときにも使えます。損失がどの段階で生じているかを「状態別」に集計すると、2回目の3単位で負けたセット(結果は−2単位)が損失の中心になっていることが多いはずです。

1326法は「平均約2単位賭け」:フラットベットとの比較

1326法は「1単位から始めるので控えめな賭け方」と説明されることがあります。しかし、1回あたりの平均賭け金で見ると、印象とは違う数字になります。

1セットの中で賭ける回数の期待値は「1+p+p²+p³」(pは1回の勝率)、賭け金合計の期待値は「1+3p+2p²+6p³」単位です。これをゲームごとに計算し、賭け金合計をベット回数で割ると、1回あたりの平均賭け金が出ます。

条件 1セットのベット回数(期待値) 1セットの賭け金合計(期待値) 1回あたりの平均賭け金 1セットの期待損失
ヨーロピアンルーレット赤黒(18/37) 約1.84回 約3.62単位 約1.97単位 約0.098単位
アメリカンルーレット赤黒(18/38) 約1.80回 約3.51単位 約1.94単位 約0.185単位
参考:公平なコイン(1/2、ハウスエッジなし) 1.875回 3.75単位 2.00単位 0単位

どの条件でも、1回あたりの平均賭け金はほぼ2単位です。期待損失は「賭け金合計×ハウスエッジ」で決まるため、同じ回数のベットで比べると、1326法の期待損失は毎回1単位ずつ賭ける場合(フラットベット)のおよそ2倍になります。

ヨーロピアンルーレットで具体的に比べてみましょう。1単位を¥1,000とし、1326法で100セットを行うと、ベット回数の期待値は約184回、賭け金合計の期待値は約¥362,000、期待損失は約¥9,800です。同じ約184回を¥1,000のフラットベットで行った場合、賭け金合計は約¥184,000、期待損失は約¥5,000です。

つまり、1326法の期待損失は「¥2,000のフラットベットに近い」と考えると、実態に近くなります。1326法は損失を減らす方法ではなく、平均すると約2単位を、負けが続くときは小さく、勝ちが続くときは大きく配分する方法です。「1単位から始めるから安全」という印象は、平均賭け金で見ると当てはまりません。

逆に言えば、1326法の「セット単位」の結果と比べるべき相手は、1単位のフラットベットではなく、2単位前後のフラットベットです。この基準をそろえないと、どちらの賭け方が「損が少ないか」を正しく比べられません。

初めて4連勝するまで何セットかかるか:待ち時間の確率

1326法の利益は、ほとんどが4連勝で完走したセットの+12単位から生まれます。そこで、「完走するまで平均何セット待つのか」「一定のセット数で一度も完走しない確率はどれくらいか」を計算します。

セット数ごとに1回以上4連勝できる確率
10セットで1回以上完走できる確率は約43.8%(当サイト作成)

1セットで完走する確率をqとすると、ヨーロピアンルーレットの赤黒ではq≒5.60%、アメリカンルーレットでは約5.03%です。各セットは独立しているので、初めて完走するまでのセット数は幾何分布に従います。

項目 ヨーロピアン(q≒5.60%) アメリカン(q≒5.03%)
初めて完走するまでの平均セット数 約17.9セット 約19.9セット
半分の人が1回以上完走するセット数 13セット 14セット
5セットで1回以上完走する確率 約25.0% 約22.8%
10セットで1回以上完走する確率 約43.8% 約40.3%
20セットで1回以上完走する確率 約68.4% 約64.4%
30セットで1回以上完走する確率 約82.3% 約78.8%
50セットで1回以上完走する確率 約94.4% 約92.4%

ヨーロピアンルーレットでも、10セットで一度も完走しない確率は約56%、20セットでも約32%あります。「そろそろ4連勝が来るはず」と感じても、各セットの完走確率は前の結果に関係なく約5.6%のままです。

待っている間の損益も見ておきます。完走しなかったセットの平均結果は約−0.82単位です。ヨーロピアンルーレットでは、完走までに平均約16.9セットの「完走しないセット」を経験し、その合計の期待値は約−13.7単位になります。そこに完走の+12単位が加わるので、「完走1回分のサイクル」全体の期待値は約−1.75単位です。完走は待っている間の損失を平均では埋めきれない、ということです。

この数字は、ネット上の体験談の読み方にも関係します。ヨーロピアンルーレットで10セットだけ試した人のうち、約44%は少なくとも1回の+12単位を経験します。そのうち早い段階で完走した人は、短い時間でまとまった利益が出たように感じ、「1326法で勝てた」と報告しやすくなります。一方、残りの約56%は一度も完走しないまま終わりますが、その経験はあまり共有されません。目に入る報告が「たまたま早く完走できた人」に偏るのは、このためです。

記録から何がわかるか:必要なサンプル数の計算

自分のプレイを記録して「1326法が効いているか」を判断しようとする人もいます。しかし、数十セットや数百セットの記録では、期待値がマイナスであることすら見分けられません。理由を数字で確認します。

ヨーロピアンルーレットの赤黒では、1セットの期待値が約−0.098単位、標準偏差が約3.17単位です。標準偏差が期待値の30倍以上あるため、1セットごとの結果はほぼ「ばらつき」だけでできています。セット数をNとすると、合計損益の期待値は約−0.098×N単位、ばらつきの目安(標準偏差)は約3.17×√N単位です。

セット数 合計損益の期待値 合計損益の標準偏差(目安) 単位¥1,000での期待値 単位¥1,000での標準偏差
10セット 約−1.0単位 約10.0単位 約−¥980 約¥10,000
100セット 約−9.8単位 約31.7単位 約−¥9,800 約¥31,700
1,000セット 約−97.9単位 約100.3単位 約−¥97,900 約¥100,300
5,000セット 約−489.7単位 約224.2単位 約−¥489,700 約¥224,200

1,000セットを記録しても、期待値(約−98単位)は標準偏差(約100単位)とほぼ同じ大きさです。この段階では、記録の合計がプラスになっていても珍しくありません。期待値の大きさが標準偏差の2倍を超えるには、計算上約4,200セットが必要です。1セットあたり平均約1.84回賭けるので、ベット回数にすると約7,700回です。

ここから言えるのは、個人の記録で「1326法が効いた・効かなかった」を判断するのはほぼ不可能ということです。100セットで+30単位だったとしても、それは標準偏差1つ分程度のばらつきで説明できます。記録は損益の管理や自分の行動の振り返りには役立ちますが、攻略法の有効性を証明する材料にはなりません。

なお、1326法の1セットの結果は左右対称ではなく、+12単位の大きな勝ちが少しだけ起こり、−1単位・−2単位の負けが多く起こる偏った分布です。セット数が少ないうちは、上の標準偏差による目安は大まかな参考と考えてください。偏りがあるため、短期では「小さな負けが続く人」が多数派になり、少数の人だけが大きくプラスになる形になりやすくなります。

目標額に先に届く確率:資金と目標の比率で上限が決まる

「資金50単位で始めて、+10単位になったらやめる」のように、目標額と撤退ラインを決めて遊ぶ人は多いでしょう。この場合に知りたいのは、「撤退ラインより先に目標額へ届く確率」です。

目標利益ごとに先に届く確率の上限
目標を高くするほど、先に届く確率の上限は下がります(当サイト作成)

確率論には、ハウスエッジのない公平なゲームで、賭けの上限が決まっている場合に成り立つ性質があります。資金をB単位、目標の利益をT単位とすると、どんな賭け方をしても、目標に先に届く確率はおおよそB÷(B+T)になります。ハウスエッジのあるゲームでは、この値よりも低くなります。1326法も「賭け方」の一つなので、この上限を超えることはできません(1回の賭けで目標や撤退ラインを少し超える端数の影響を除けば)。

資金 目標の利益 先に目標へ届く確率の上限(目安) 先に撤退ラインへ届く確率の下限(目安)
50単位 +10単位 約83.3% 約16.7%
50単位 +25単位 約66.7% 約33.3%
50単位 +50単位 50.0% 50.0%
50単位 +100単位 約33.3% 約66.7%

この表は、ハウスエッジがないと仮定したときの「最良の場合」です。実際のルーレットではハウスエッジがあるため、どの行でも目標に届く確率は表の数字より低くなり、撤退ラインに届く確率は高くなります。

この性質から、次のことがわかります。

  • 目標を小さくすると、達成率は上がるが、達成したときの利益は小さく、失敗したときの損失は大きいままです。「資金50単位で+10単位を狙う」場合、約6回に1回以上は50単位を失う計算になります。
  • 賭け方を工夫しても、資金と目標の比率で決まる上限は変わりません。1326法に切り替えたり、数列を改変したりしても、この上限を上回ることはできません。
  • ハウスエッジのあるゲームでは、長く遊ぶほど不利になります。目標が大きいほど決着までの賭けの回数が増え、ハウスエッジの影響を受ける機会が増えます。

「勝率8割以上で目標を達成できる」といった宣伝を見かけたら、目標と資金の比率を確認してください。高い達成率は、小さな目標と大きな資金を組み合わせれば、どの賭け方でも作れます。重要なのは達成率ではなく、失敗したときに何単位を失うかです。

単位を途中で変えるルールは何を変えるのか

1326法を続けていると、「負けが続いたから単位を上げて取り返そう」「勝っているから単位を上げよう」と、1単位の金額を途中で変えたくなることがあります。こうした単位変更ルールが何を変え、何を変えないかを整理します。

変わらないもの:賭け金1円あたりの期待損失

単位をいくらに変えても、1回の賭けの期待値は「賭け金×(−ハウスエッジ)」です。ヨーロピアンルーレットの赤黒なら、¥1,000賭けるたびに平均約¥27を失い、¥2,000賭ければ平均約¥54を失います。単位を変えるルールでできるのは、どの場面にどれだけ賭けるかの配分を変えることだけで、賭け金1円あたりの不利は変わりません。

変わるもの:賭け金の総額と損失の振れ幅

単位を上げれば賭け金の総額が増え、期待損失もその分増えます。特に「負けたセットの後に単位を上げる」ルールは、損失の振れ幅を大きくします。

ヨーロピアンルーレットで、1セットの結果がマイナス(−1単位または−2単位)になる確率は約76.3%です。マイナスのセットが5回続く確率は約25.9%で、およそ4回に1回は起こります。仮に「マイナスのセットの後は単位を2倍にする」ルールで、単位¥1,000から始めて、5セット続けて2回目の3単位で負けた(各−2単位)とします。

セット 単位 そのセットの結果 累計
1 ¥1,000 −¥2,000 −¥2,000
2 ¥2,000 −¥4,000 −¥6,000
3 ¥4,000 −¥8,000 −¥14,000
4 ¥8,000 −¥16,000 −¥30,000
5 ¥16,000 −¥32,000 −¥62,000

6セット目の単位は¥32,000で、4回目の6単位は¥192,000になります。これは1326法の上にマーチンゲール法のような倍賭けを重ねた形で、「損失を限定しやすい」という1326法の性質がなくなります。テーブルの上限や手元の資金に届けば、それまでの損失を回収する手段もなくなります。

「勝ったら単位を上げる」場合

反対に、完走したセットの後で単位を上げるルールもあります。これは勝ち分を次のセットに回す形なので、資金全体が減る速さは抑えられます。ただし、単位を上げた後に負けが続けば、完走で得た+12単位分の利益は早く失われます。こちらも期待値の符号を変えるものではなく、利益が出たときの振れ幅を大きくするだけです。

単位を変えるルールを採用するなら、始める前に決め、途中で変えないことが最低限の条件です。負けが続いているときに単位を上げたくなるのは、損失を取り戻そうとする心理の表れであり、のめり込みの兆候の一つとして知られています。

お金を賭けずに1326法の確率を体験する方法

1326法の性質を理解するには、自分の手で何十セットか試してみるのが効果的です。練習のつもりでも、オンラインカジノを使う必要はありません。身近な道具で、同じ確率を再現できます。

トランプでヨーロピアンルーレットの赤黒を再現する

トランプから赤のカード18枚、黒のカード18枚、ジョーカー1枚を取り出し、37枚の山を作ります。「赤に賭けた」とみなし、山をよく切って1枚引きます。赤なら勝ち、黒かジョーカーなら負けです。引いたカードは山に戻して切り直します。こうすると、1回の勝率がヨーロピアンルーレットの赤黒と同じ18/37になります。ジョーカーが「0」の役割を果たし、これがハウスエッジの正体です。

コインで「ハウスエッジのない場合」と比べる

コインの表裏で同じ手順を行うと、勝率1/2、ハウスエッジのない状態になります。この場合、1326法の1セットの期待値はちょうど0単位です。トランプとコインで同じセット数を試し、結果を並べると、「0」が1つ加わるだけで長期的な結果がどう変わるかを実感できます。ただし、上で説明したとおり、数十セット程度ではばらつきが大きく、違いがはっきり見えないことも多いはずです。それ自体が「短期の結果からは何も判断できない」という学びになります。

記録するときのポイント

  • 1セットごとに「どの状態で終わったか(1〜4)」と「結果(−1、−2、+2、0、+12単位)」を記録する。
  • 完走(+12単位)が何セット目に出たかを記録し、上の待ち時間の表と比べる。
  • 累計の推移をグラフにし、「ここでやめていれば勝っていた」という点が何度現れるかを数える。

最後の項目は特に大切です。累計がプラスになる場面は何度も現れますが、それは後から振り返ったときにしか分かりません。実際に遊んでいるときに「今がやめどき」と判断できないことが、攻略法が勝ちにつながらない理由の一つです。

友人や家族と遊ぶときも、現金や換金できるものを賭ける必要はありません。点数をつけるだけで、確率の学習としては十分です。

家族や身近な人が攻略法にのめり込んでいるとき

1326法のような攻略法は、「負けを小さくできる」「ルールを守れば勝てる」という説明と一緒に広まることがあります。そのため、身近な人が攻略法を熱心に調べたり、記録をつけたりしている姿を見ても、すぐには心配な状態だと気づきにくい場合があります。

気づきのきっかけになりやすい様子

  • 「この方法なら負けない」「次は取り返せる」と、攻略法の正しさを繰り返し説明する。
  • 単位や撤退ラインを、負けが続いた後に上げたり変えたりしている。
  • 賭けに使ったお金や時間について、話をそらしたり、実際より少なく伝えたりする。
  • 借金や、生活費・貯金の取り崩しが見られる。
  • 賭けていない時間も、結果や次の賭けのことを考えて落ち着かない。

こうした様子は、攻略法の正しさとは関係なく、ギャンブルとの付き合い方に問題が生じているサインとして注意が必要です。また、日本国内からオンラインカジノを利用している場合は、健康や家計の問題に加えて、刑事責任を問われるおそれもあります。

家族としてできること

攻略法の数学的な誤りを指摘して説得しようとしても、うまくいかないことが少なくありません。本人は「自分のやり方は違う」と考えていることが多く、議論が対立につながることもあります。数字で説明するより、生活や気持ちの変化に目を向けて話すほうが、受け止めてもらいやすい場合があります。

借金を家族が肩代わりすることは、一時的に状況を和らげても、問題の解決につながらないことがあると指摘されています。お金の扱いについては、家族だけで判断せず、専門の窓口に相談しながら決めることをおすすめします。

相談先

厚生労働省は、ギャンブル等依存症に関する情報をまとめたポータルサイト(https://izonsho.mhlw.go.jp/)を運営しており、相談先を案内するリーフレット(https://izonsho.mhlw.go.jp/pdf/leaf_gbl.pdf)も公開しています。相談は、各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センターが窓口になっています。全国共通の電話番号はないため、お住まいの地域のセンターの連絡先を、上記のサイトや自治体の案内で確認してください。

家族からの相談を受け付けている窓口も多く、本人が相談に行く気持ちになっていなくても、家族が先に相談することができます。一人で抱え込まず、早めに専門家の助けを借りることが、本人と家族の両方を守ることにつながります。

ケリー基準から見た1326法:期待値がマイナスなら「最適な賭け金」はゼロ

賭け金をいくらにするかを数学的に決める考え方として、よく知られているのがケリー基準です。1956年にベル研究所のジョン・L・ケリーが発表した考え方で、「資金の対数(成長率)の期待値を最大にする賭け金の割合」を求めます。投資の資金管理でも取り上げられることが多い理論です。ここでは、この理論から1326法を見るとどうなるかを整理します。

配当1倍の賭けでのケリー基準

当たれば賭け金と同額がもらえる賭け(ルーレットの赤・黒など)では、ケリー基準の最適な割合 f* は次の式になります。

  • f* = p − q(p:勝つ確率、q:負ける確率)

この式にルーレットの数字を入れてみます。

賭けの種類 勝つ確率 p 負ける確率 q ケリー基準 f*
公平なコイン投げ 1/2 1/2 0
シングルゼロのルーレット(赤・黒) 18/37 19/37 −1/37(約−2.7%)
ダブルゼロのルーレット(赤・黒) 18/38 20/38 −2/38(約−5.3%)

答えがマイナスになるのは、「この賭けには資金を割り当てないほうが成長率は高い」という意味です。ケリー基準は、有利な賭け(期待値がプラスの賭け)があるときに「どれだけ賭けるか」を決める道具です。不利な賭けを有利にする方法ではありません。

公平な賭けでも、賭け続けると資金の中央値は減る

ケリー基準からは、もう一つ大事なことがわかります。期待値がちょうど0の公平な賭けでも、毎回資金の一定割合 f を賭け続けると、1回あたりの対数成長率は次のようになります。

  • 0.5 × log(1+f)+0.5 × log(1−f)=0.5 × log(1−f²)

f が0でない限り、この値は必ずマイナスです。たとえば f=0.1(資金の10%を毎回賭ける)なら、1回あたり約−0.005です。勝ちと負けが同じ回数だけ出ても、+10%と−10%を1回ずつ経験すると資金は 1.1×0.9=0.99 倍に減るためです。これは「ボラティリティ・ドラッグ(変動による目減り)」と呼ばれる現象です。

1326法では賭け金が1→3→2→6と変わり、資金に対する割合も上下します。そのため、この「変動による目減り」はフラットベットよりも大きくなる方向に働きます。ハウスエッジによる期待損失に、変動による目減りが加わります。期待値(平均)だけでなく、多くの人が実際に経験する結果(中央値)で見ると、さらに不利になるということです。

ケリー基準を持ち出す情報に注意

攻略法を紹介する情報のなかには、「ケリー基準で資金管理をすれば長期的に増える」と説明するものがあります。しかし、ケリー基準が資金を増やすのは、期待値がプラスの賭けが存在する場合だけです。カジノゲームの多くは構造上ハウスエッジがあるため、ケリー基準を正しく当てはめると「賭けない」が答えになります。理論の名前が出てきたら、その前提条件まで確認することが大切です。

どんな「やめ方」でも期待値は動かない:任意停止定理という数学の結論

1326法を使う人の多くは、賭け方に加えて「やめ方」も工夫します。「10単位勝ったらやめる」「4連勝したら今日は終わり」「30分経ったら終わる」などです。賭け方の工夫で期待値が変わらないことは、すでにほかの章で説明しました。ここではやめるタイミングの工夫についても同じことが言えるかを確認します。

任意停止定理とは

確率論には「任意停止定理(オプショナル・ストッピング定理)」と呼ばれる結果があります。ざっくり言うと、「公平な賭け(期待値0)を続けるとき、過去の結果だけを見て決めるやめ方をどう工夫しても、やめた時点の損益の期待値は0のまま」というものです。不利な賭け(期待値がマイナス)の場合は、期待値は0以下(マイナス)のままになります。

この定理が成り立つには、「やめるまでの回数に上限がある」「資金に上限がある」といった現実的な条件が必要です。実際のプレイヤーは時間も資金も有限なので、この条件はほぼ満たされます。

公平なコイン投げで検算する

1326法の1セットを、公平なコイン投げ(p=1/2)で計算してみます。1セットの結果は次の5通りです。

結果 損益(単位) 確率(p=1/2) 損益×確率
1回目で負け −1 1/2 −0.5
2回目で負け −2 1/4 −0.5
3回目で負け +2 1/8 +0.25
4回目で負け 0 1/16 0
4連勝 +12 1/16 +0.75
合計(期待値) 0

公平な賭けなら、1326法の1セットの期待値はぴったり0になります。数列が生み出す有利さは、どこにもないことがわかります。シングルゼロのルーレット(p=18/37)で同じ計算をすると、1セットあたりの期待値は約−0.098単位です。単位が¥1,000なら、1セットあたり約¥98の期待損失になります。この差はすべてハウスエッジから生まれています。

「やめ方」で変わるのは結果の形だけ

「10単位勝ったらやめる」というルールにすると、「小さく勝って終わる日」が増え、そのかわり「大きく負ける日」がまれに起こる形になります。損益の分布は変わりますが、平均は変わりません。勝って終わる日が増えると「このやめ方は効いている」と感じやすくなります。しかし、それは負けがまれな大負けにまとめられただけで、帳尻は合っています。

やめ方のルールは、損失の上限を決めたり、使う時間を区切ったりするための道具としては意味があります。ただし、期待値を良くする道具ではありません。この区別ができていると、「勝ち逃げ」をうたう情報を冷静に読めるようになります。

行動経済学で読む1326法:ハウスマネー効果・損失回避・ニアミス

1326法が「なんとなく有利に感じる」理由は、数学よりも人間の心理の側にあります。ギャンブラーの誤謬はすでに別の章で取り上げました。ここでは、行動経済学で研究されてきたほかの心理現象と、1326法の構造との関係を見ていきます。

ハウスマネー効果:2回目の3単位が「軽く」感じられる

経済学者のリチャード・セイラーとエリック・ジョンソンは1990年の研究で、直前に得た利益があると、人はより大きなリスクを取りやすくなることを示しました。勝って得たお金を「自分のお金ではなく、胴元(ハウス)のお金」のように感じるため、「ハウスマネー効果」と呼ばれます。

1326法では、1回目に勝つと2回目は3単位を賭けます。説明では「元の1単位+勝った1単位+追加の1単位」と分けて語られることが多く、プレイヤーは「勝った分で賭けている」と感じやすくなります。しかし、テーブルに置いたチップに出どころの区別はありません。3単位を失えば、そのセットは−2単位です。お金に「色」をつけて考えるこの傾向は、メンタル・アカウンティング(心の会計)とも呼ばれます。

損失回避:「最大2単位しか負けない」が強く響く理由

ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーのプロスペクト理論(1979年)は、人は同じ額でも、利益の喜びより損失の痛みを大きく感じる傾向があることを示しました。これを「損失回避」と呼びます。

1326法の宣伝文句でよく使われる「1セットの負けは最大2単位」という説明は、この損失回避の心理に強く響きます。1回ごとの負けが小さいことは事実です。ただし、負けるセットは何度も繰り返されます。1回の損失の上限が小さいことと、長く続けたときの合計損失が小さいことは、別の話です。

ニアミス効果:3連勝のあとの負けを「惜しかった」と感じる

スロットマシンなどの研究では、「あと少しで当たりだった」という結果(ニアミス)が、実際には負けであるにもかかわらず、続けたい気持ちを強めることが報告されています。

1326法では、3連勝したあと4回目で負けると、そのセットの損益は0になります。数字のうえでは「損も得もしていない」のですが、気持ちのうえでは「あと1回で+12単位だった」という強い惜しさが残ります。この構造は、ニアミスと同じ働きをする可能性があります。「次こそ4連勝する」という気持ちになったら、それは確率ではなく心理が判断していると考えるのが安全です。

心理の仕組みを知ることの意味

これらの心理現象は、意志の弱さではなく、ほとんどの人に共通する判断の癖です。仕組みを知っておけば、「いまの気持ちは数字から来ているのか、心理の癖から来ているのか」と立ち止まって考えるきっかけになります。賭けに関する気持ちのコントロールが難しいと感じたら、厚生労働省の依存症対策の情報ページ(https://izonsho.mhlw.go.jp/)や、お住まいの都道府県の精神保健福祉センターに相談できます。

プログラムで1326法を100万セット試す方法(Pythonの例)

表計算ソフトでのシミュレーション方法は別の章で紹介しました。ここでは、もっと多くの回数を短時間で試したい人向けに、プログラミング言語Pythonを使う方法を紹介します。お金を一切使わずに、確率の理論値と実際の乱数の結果を比べることができます。

コードの例

import random
def play_set(p):
    """1326法の1セットを行い、損益(単位)を返す"""
    bets = [1, 3, 2, 6]
    profit = 0
    for bet in bets:
        if random.random() < p:
            profit += bet
        else:
            profit -= bet
            return profit
    return profit  # 4連勝なら +12
def simulate(n_sets, p):
    counts = {}
    total = 0
    for _ in range(n_sets):
        r = play_set(p)
        counts[r] = counts.get(r, 0) + 1
        total += r
    return counts, total / n_sets
p = 18 / 37   # シングルゼロのルーレットで赤・黒に賭ける場合
counts, mean = simulate(1_000_000, p)
for k in sorted(counts):
    print(k, counts[k] / 1_000_000)
print("1セットあたりの平均損益:", mean)

このコードは、勝ったら次の数字に進み、負けたらその時点でセットを終える、という1326法の流れをそのまま書いたものです。p の値を 1/2 に変えれば公平なコイン投げ、18/38 に変えればダブルゼロのルーレットを試せます。

結果を確かめるための理論値

シングルゼロ(p=18/37)の場合、各結果の理論上の出現率は次のとおりです。100万セット試すと、乱数の結果はおおむねこの値に近づきます。

損益(単位) 理論上の確率
−1 約0.5135
−2 約0.2498
+2 約0.1215
0 約0.0591
+12 約0.0560

1セットあたりの平均損益の理論値は約−0.098単位です。1セットの損益の標準偏差は約3.17単位なので、100万セットの平均には約±0.003単位の誤差(標準誤差)があります。つまり、結果がおおむね−0.104〜−0.092の範囲に入っていれば、プログラムは正しく動いていると考えてよいでしょう。

改変ルールを試すときのコツ

  • 比較は同じ乱数で行う:random.seed(1) のように乱数の種を固定すると、ルールの違いだけを比べやすくなります。
  • 平均だけでなく分布を見る:1日あたりのセット数を決めて「1日の損益」を何千日分も集めると、勝ち越す日の割合と、大きく負ける日の頻度を両方確認できます。
  • 期待値が変わったら、まずバグを疑う:賭け方の改変でハウスエッジを超える効果が出たように見えたら、ほぼ確実にコードの誤りか、試した回数の不足です。

自分でコードを書いて「どう変えても平均は変わらない」ことを確かめる体験は、どんな説明よりも強い納得につながります。

結果の独立性:乱数(RNG)と物理的なホイールに共通する前提

1326法を含むすべての計算は、「1回ごとの結果は前の結果に影響されない(独立している)」という前提に立っています。この前提が実際にどういう意味を持つのかを、結果を生み出す仕組みの面から整理します。

コンピューターの乱数(RNG)

オンラインのゲームの多くは、乱数生成器(RNG:Random Number Generator)で結果を決めます。RNGは、直前の結果を「覚えて」次の結果を調整するようには作られていません。適切に設計・運用されたRNGであれば、連勝のあとでも連敗のあとでも、次の1回の確率は同じです。

物理的なホイールとボール

実際のルーレットホイールでも、ボールやホイールに記憶はありません。過去には、製造上のわずかな偏りを持つホイールを長時間観察して狙う、という試みが語られたこともあります。しかし、それは賭け金の順番を工夫する1326法とはまったく別の話です。1326法は、出目の偏りを見つける方法ではありません。

独立性が意味すること

  • 「4回目は負けやすい」「3連勝のあとは流れが変わる」といった考えには、根拠がありません。
  • 1326法のセットの区切り(1回目、2回目…)は、プレイヤーの頭の中にしかありません。ゲームの側から見れば、すべて同じ条件の1回にすぎません。
  • 独立性が成り立つかぎり、どんな数列で賭け金を変えても、1回ごとの期待値(賭け金×ハウスエッジ分のマイナス)を足し合わせたものが全体の期待値になります。

この章の内容は、確率の前提を理解するための説明です。

株・FX・暗号資産に1326法を「応用」する話をどう考えるか

インターネット上では、1326法を株式投資やFX(外国為替証拠金取引)、暗号資産の売買に「応用」するという話を見かけることがあります。「勝ったら取引量を増やし、負けたらリセットする」という考え方は、一見すると相場にも当てはめられそうです。ここでは、何が同じで何が違うのかを整理します。

同じ点:取引量の調整だけでは優位性は生まれない

カジノゲームと同じく、相場でも「どのくらいの量を、どの順番で取引するか」という資金管理だけでは、期待値をプラスにはできません。1回ごとの取引の期待値がマイナスなら、取引量をどう並べても合計の期待値はマイナスです。期待値がゼロなら、ゼロのままです。手数料やスプレッド(売値と買値の差)は、カジノのハウスエッジに似た「確実に差し引かれるコスト」として働きます。

違う点:相場の結果は固定された確率ではない

  • 確率も配当も決まっていない:ルーレットの勝率は18/37のように固定されています。相場では、勝つ確率も利益と損失の大きさも、取引ごとに変わります。
  • 損失が数列どおりに収まらない:1326法の「1セットの最大損失は2単位」という性質は、賭けた額だけを失うゲームだから成り立ちます。値動きのある取引で損切りが想定どおりにできなかった場合、損失はこの枠に収まりません。
  • レバレッジ:証拠金取引では、手元の資金より大きな額を動かせます。そのため、増額のタイミングで損失を受けたときの影響が、カジノのチップよりはるかに大きくなる可能性があります。

「1326法で投資」をうたう情報の読み方

相場の世界にも、利益が出ているときにポジションを積み増す手法はあります。ただし、その場合も成果を左右するのは「どの取引を選ぶか」という部分で、増やし方の数列ではありません。「1326法を使えば相場で勝てる」という主張は、カジノで1326法が勝てないのと同じ理由で、数列そのものには根拠がないと考えるべきです。

投資や資産運用について判断するときは、金融商品の仕組みとリスクを、公的機関や登録を受けた事業者の正式な情報で確認することが基本です。ギャンブルの攻略法を資産運用に持ち込むことは、むしろリスクを見えにくくするおそれがあります。

攻略法の情報をSNSで共有・拡散する前に知っておきたいこと

1326法のような攻略法は、SNSの短い投稿や動画で紹介されやすい題材です。「この方法で勝てた」という投稿を見かけたり、自分で記録を共有したくなったりすることもあるでしょう。ここでは、情報を受け取る側と発信する側の両方の立場から、日本で知っておくべきことをまとめます。

受け取る側として:投稿の「勝ち」はどう選ばれているか

  • 勝った日だけが投稿されやすい:負けた日の記録は共有されにくく、目に入る情報は勝ちに偏ります(生存者バイアス)。
  • 短い期間の結果は運で説明できる:1326法の1セットの損益の標準偏差は約3.17単位で、期待値の約−0.098単位よりはるかに大きくなります。数十セット程度の勝ち越しは、方法の有効性ではなく、ばらつきの範囲で十分に起こります。
  • 投稿者の利益を確認する:紹介リンクや登録の誘導がある場合、投稿者は読者が登録すること自体から利益を得ている可能性があります。

発信する側として:数学の話と利用の勧誘は違う

確率や期待値の仕組みを説明し、「攻略法では期待値は変わらない」と伝えることは、誤った情報を正す意味があります。一方で、特定のサイトへの登録を促したり、日本国内からの利用を前提に「稼げる」と伝えたりする投稿は、まったく性質が違います。共有する前に、「この投稿は読んだ人を賭けに誘っていないか」を一度考えてみてください。

理解度を確かめるセルフテスト:1326法の数字を説明できるか

この記事で扱った内容を、自分の言葉で説明できるか確かめるための問題です。答えは各問のすぐ下にあります。数値はシングルゼロのルーレットで赤・黒に賭ける場合(勝つ確率18/37)を前提にしています。

問1:1326法の1セットで、損益がプラスになるのはどんな場合か

答え:3回目で負けた場合(+2単位)と、4連勝した場合(+12単位)の2通りです。4回目で負けた場合は損益0なので、プラスではありません。

問2:公平なコイン投げで1326法を使うと、1セットの期待値はいくつか

答え:ちょうど0です。数列そのものは、有利さも不利さも生みません。

問3:シングルゼロのルーレットで1セットあたりの期待損失はおよそいくらか(単位¥1,000)

答え:約0.098単位、つまり約¥98です。この損失はすべてハウスエッジから生まれます。

問4:ケリー基準を赤・黒の賭けに当てはめると、最適な賭け金の割合はいくつになるか

答え:p−q=18/37−19/37=−1/37 です。マイナスなので、最適な賭け金はゼロ(賭けない)になります。

問5:公平な賭けで毎回資金の10%を賭け続けると、資金の中央値はどうなるか

答え:減っていきます。1回あたりの対数成長率は 0.5×log(1−0.01)、約−0.005 です。期待値が0でも、変動そのものが資金を目減りさせます。

問6:「10単位勝ったらやめる」ルールで、期待値は改善するか

答え:改善しません。任意停止定理により、過去の結果だけを見て決めるやめ方では期待値は変わりません。変わるのは損益の分布の形だけです。

問7:3連勝のあと4回目で負けたとき「惜しかった」と強く感じるのは、どんな心理と関係があるか

答え:ニアミス効果です。損益は0なのに、「あと1回で+12単位だった」という感覚が続けたい気持ちを強めることがあります。

問8:2回目の3単位を「勝った分で賭けている」と感じるのは、どんな心理か

答え:ハウスマネー効果(心の会計)です。チップには出どころの区別がなく、3単位を失えばそのセットは−2単位です。

問9:シミュレーションで100万セット試したとき、平均損益の誤差(標準誤差)はおよそどのくらいか

答え:約±0.003単位です。1セットの標準偏差約3.17単位を、100万の平方根(1,000)で割って求めます。

問10:日本国内から海外のオンラインカジノで1326法を試すのは、無料版やポイントでも問題ないか

答え:問題があります。

採点の目安

8問以上を理由まで含めて説明できれば、1326法の仕組みと限界をよく理解できていると言えます。数字だけ覚えていて理由が説明できなかった問題は、該当する章を読み返してみてください。特に問2・問3・問6は、「1326法は期待値を変えない」という結論の中心です。友人や家族に説明できるくらい理解しておくと、「必勝法」をうたう情報に出会ったときに冷静に判断できます。

1326法とあわせて読みたい攻略法・ルール

1326法の数字は、ほかの攻略法と同じ条件で並べると性格の違いがよく分かります。当サイトでは主な攻略法を同じ前提(ヨーロピアンルーレット、ハウスエッジ2.70%)で検証しています。

まとめ:1326法は「負け方を管理する」ための方法

1326法について、本記事で検証した内容を振り返ります。

  • 賭け金は1→3→2→6の順。負けたら1単位に戻り、4連勝で1セット終了
  • 1セットの最大損失は2単位、4連勝時の利益は12単位
  • 勝率50%でも期待値は0。ハウスエッジがあればマイナスになる
  • 1セットの平均賭け総額は約3.75単位で、期待損失はこれにハウスエッジを掛けた額
  • 損益は4連勝の回数でほぼ決まり、10セットで1回も出ない確率は約52%
  • 1日の損失上限・利益確定ライン・時間を、始める前に決めておく

1326法の価値は「勝てること」ではなく、「1回の負けを小さく抑え、賭け金の上がり方をルールで縛れること」にあります。仕組みを理解したら、まずは表計算で何千セットも回し、損益の偏りを自分の目で確かめてみてください。お金を使わずにわかることは、思っている以上に多いはずです。

もし、攻略法を調べることや損失を取り返すことが頭から離れなくなったら、ひとりで抱え込まず、お住まいの都道府県の精神保健福祉センターに相談してください。相談先は厚生労働省の依存症対策ポータル(izonsho.mhlw.go.jp)で確認できます。

日本からの利用について

ご利用にあたって

当サイトは情報提供を目的としており、日本国内からの利用や、日本の法律に反する行為を推奨するものではありません。詳しくはオンラインカジノは違法?をご覧ください。ギャンブルの悩みは責任あるギャンブルについてで相談先を紹介しています。

よくある質問

Q. 1326法を使えば必ず勝てますか?

いいえ。1326法は賭け金の順番を決めるだけで、1ゲームごとの勝率は変わりません。勝率50%と仮定した場合の期待値は0、ハウスエッジがある実際のゲームではマイナスです。短期的に勝つことはあっても、それは4連勝が偏って出た結果です。

Q. 単位額はいくらにすればいいですか?

目安は前半の「単位額の目安」で紹介したとおりです。考え方をまとめると、1日の損失上限を先に決め、それを20で割った額を1単位にします。たとえば上限が¥20,000なら、1単位は¥1,000です。

Q. 4ゲーム目の6単位で負けたら損ですか?

4ゲーム目で負けた場合、それまでの利益(+6単位)と6単位の負けが相殺され、セットの損益は0になります。損はしませんが、利益も残りません。この「0で終わるセット」があることも、1326法の特徴のひとつです。

Q. 1326法と1324法はどちらが有利ですか?

期待値という点では、どちらも同じです。違いは損益の振れ幅で、1324法は4ゲーム目の賭け金が小さいぶん、4ゲーム目で負けても利益が残ります。その代わり、4連勝時の利益は1326法より小さくなります。詳しくは前半の派生形の解説をご覧ください。

Q. どのゲームで使うのが一般的ですか?

配当が2倍(勝てば賭け金と同額がもらえる)のゲームで使うのが前提です。代表的なのは次の3つです。

  • バカラ(プレイヤー/バンカー)
  • ルーレットの赤・黒、偶数・奇数、ハイ・ロー
  • ブラックジャック(ただしダブルダウンやスプリットで賭け額が変わるため、管理が複雑になります)

Q. 日本でオンラインカジノに1326法を使うのは問題ありませんか?

日本の法律との関係は、日本からの利用についてのページで説明しています。当サイトは、日本国内からの利用や、日本の法律に反する行為を推奨するものではありません。

Q. 日本で合法的に賭けられるものはありますか?

日本で認められているのは、公的機関が運営する公営競技などに限られます。いずれも20歳以上が対象です。

  • 競馬(JRA・地方競馬)
  • 競輪
  • 競艇(ボートレース)
  • オートレース
  • スポーツくじ(toto)

なお、IR整備法にもとづく陸上型カジノ(統合型リゾート)は計画段階で、オンラインカジノを認める制度はありません。

Q. 1326法とはどんな賭け方ですか?

勝率が約50%の配当2倍の賭け(ルーレットの赤黒など)で使うベット法です。1単位から始め、勝つたびに3単位、2単位、6単位と賭け金を変えていきます。途中で負けたら1単位に戻り、6単位で勝って4連勝を達成した場合も1単位に戻って新しいサイクルを始めます。

Q. 1サイクルの最大損失と最大利益はいくらですか?

4連勝すると利益は合計12単位です。損失が最も大きくなるのは2回目の3単位で負けた場合の2単位で、3回目で負けると2単位のプラス、4回目で負けると損益ゼロになります。1単位を¥1,000とすると、1サイクルの最大損失は¥2,000、最大利益は¥12,000です。ただし1回目で負け続ければ、¥1,000ずつ損失が積み重なります。

Q. 4連勝してサイクルを完走できる確率は?

勝率が完全に50%なら、4連勝の確率は0.5の4乗で約6.25%です。ゼロが1つのヨーロピアンルーレットで赤黒に賭ける場合、勝率は18/37で、4連勝の確率は約5.6%まで下がります。大半のサイクルは途中で終わるため、少額の損失を何度も積み重ねることになります。

Q. 1326法に必要な資金の目安は?

1回に賭ける最大額は6単位なので、1単位¥1,000なら一度に必要な額は最大¥6,000です。ただし負けが続くと損失は少しずつ膨らむため、検証では数十単位分の余裕を持たせた想定が一般的です。とはいえ、資金をどれだけ用意してもハウスエッジによって期待値はマイナスのままで、資金管理で利益を保証することはできません。

執筆者:山本 大輔(カジノオンラインジャパン編集部) 最終更新日:2026年10月24日 確率はヨーロピアンルーレット(37ポケット、赤黒の勝率18/37)で計算し、比較のシミュレーションは当サイトが独自に行ったものです。

この記事の検証について
編集責任者:篠原 直人 本記事は2026年10月24日に内容を確認しています。カジノオンラインジャパンでは、記事の公開・更新のたびに日本のIPアドレスから公式サイトを開き、利用規約で日本居住者が制限されていないかを原文で確認しています。評価の配点(100点満点の内訳)、ランキングから除外する条件、アフィリエイト報酬の扱いは編集方針と評価基準のページで公開しています。
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